2008年11月01日

ダライ・ラマのCDって?

知人からダライラマのマントラというCDをいただきました。これはスゴイ!とさっそく聞いてみると、ダライラマ独特の低音がステキ・・・なのはいいのですが、なんかヘン?!

ダライラマがこんなマントラを唱えるかしらん?無料で配るようにというコメントも怪しいかも。智恵に満ちたダライラマがそんな内緒話みたいなことするだろうか。私の中で何かがピーピー警音を発します。

そこでCDに書かれていた「The Maha Mrityunjaya mantra」を検索すると、なんとこのCDを販売しているサイトがみつかりました。オランダ人のHein Braatのマントラで、価格は13.97ポンド。この販売ページの一番下のPLAYをクリックすると、視聴できます。Hein Braatの声はダライラマの深い声と似ているので、故意か勘違いかわかりませんが、おかしなCDが出回っているようです。

この音声はYouTube - The Maha Mrityunjaya mantraにもUPされています。CDは48分ですが、YouTube にUPされているのは頭の5分です。

本物のダライ・ラマのマントラはこちらじゃないかと思います。
http://diydharma.org/green-tara-mantra-dalai-lama

「チベット仏教 - Wikipedia」では
仏教を取り入れるにあたって、サンスクリット語の経典を正しく翻訳できる言語としてチベット語が確立されていった経緯もあり、仏教研究においては、チベット語の経典は、非常に重要な位置を占める。
とあるので、ダライ・ラマのマントラは当然チベット語だろうと思っていたのですが、ダライ・ラマのマントラというCD「マハ・ムリチュンジャヤ・マントラ」はサンスクリット語のようです。

もっと泥臭い音を想像していたのですが、知人からいただいたCDは音楽として大変に心地よく、完璧すぎるほどです。ヒーリング音楽としては素晴らしいと思いますが、Hein BraatのCDの海賊版を、ダライ・ラマのマントラと称して無料で配布するのは、まずいのではないでしょうか。Hein Braatにとってもダライ・ラマにとっても、迷惑な話だと思います。

ところでチベット仏教といえば日本人ではなんといっても河口慧海。

評伝河口慧海には感銘を受けました。ショックといってもいいほどで、こんな人が日本にいたのかととても驚きました。破天荒な冒険者で、誠実な信仰者で、仏教学者、言語学者、民俗学者、植物学者。臨機応変にあくなき信念と寛容の心をもって、当時鎖国されていたチベットに潜入し、膨大な資料を持ち帰って研究した人物。

そして河口慧海の足跡を旅する「遥かなるチベット」
この2冊の本を読んだきっかけは、ひろさちやのマンガ仏教コミックスの中の1冊「チベット冒険記」で河口慧海(えかい)という人を知り、詳しい本を読んだのでした。

「仏教コミックス」は全部で108冊もあります。これはいける!と思って、全巻読もうと心に決め、やっと50冊読みました。仏教オンチだった私は、この本で飛躍的に成長しました。仏教というとびっしり難しい漢字が並んでいて、パラパラめくっただけでギブアップだったのですが、いい本と出合いました。一流の仏教学者がマンガでわかりやすく仏教全般に渡って解説しているのですから、本当に面白いです。仏教の本質を易しく深く学べる本だと思います。

神奈川県立金沢文庫図書閲覧室に通ってこのマンガを読んでいます。ここは閲覧しかできないのがツライところ。あと58冊、いつ読み終わるのでしょう。横浜市の図書館には全巻そろっていないのです。

そして金昇龍監督の映画「チベットチベット」。在日朝鮮人3世の監督が、チベットとダライ・ラマに出会い、新たな自分に目覚める心の旅ともいえる内容で、飾らない素直な表現が、チベット問題を身近に感じさせてくれた映画でした。チベット弾圧の具体的な映像の数々、知らなかったチベットの実態を教えてくれる映画です。

「チベットチベット」を観た映画館は横浜シネマ・ジャック&ベティ。映画「靖国」を観たのもここ。次々と興味深い映画を上映する有難い映画館です。
posted by jun at 13:12| Comment(4) | TrackBack(0) | つれづれ@ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さすがJUNさんは 私みたいに単純に信じませんね。私も最初聞いて こんなにメロディックなマントラがあるのか??で ダライラマはオリジナリティの強い方だから 自分風にアレンジしたのでは と思いました。今夏モンゴルで会った宗教に詳しいインド人に聞いたら 自分はそのCDを聞いていないからはっきりは分からないが ダライラマはオーガナイザーでもあるから 自分でアレンジした可能性はある と。どれがホントの・・ は本人に聞かなきゃ分からん感じですが 私に下さった「チベット死者の書」の訳者に話しを戻してみましょう。
Posted by モンゴル at 2008年11月01日 20:46
マキさん どうもどうもありがとうございます。
ウソかホントか、捕り物みたいなことにしてしまい、申し訳ありません。

ヒーリング音楽としては、本当にステキだと思います。
「チベット死者の書」の訳者ですって!すご〜い。
Posted by jun at 2008年11月01日 21:22
さすがJUNさんは 私のように単純に信じませんね。私も最初聞いて マントラにしてはえらくメロデイックな・・ と思いましたが ダライラマはオリジナリティの強い方なので ご自分でアレンジされたのでは・・・ と思いました。今夏モンゴルで 宗教に詳しいインド人に聞いたら「そのCDを聞いていないからはっきり言えないが ダライラマはオーガナイザーでもあるので 自分流にしたかも」と。
私にCDを下さった「チベット死者の書」の訳者に話しを戻してみましょう。
でも確かなことは ダライラマ本人に確かめないと 分からない気も。
Posted by モンゴル at 2008年11月01日 21:50
神戸元町のBWTJヨガ学院でダライラマのマントラムのCDを頂きました。ヨガ学院の生徒さんが知人からダライラマのマントラムのCDということで頂いたそうです。
Posted by TASHIRO at 2011年11月05日 21:39
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