2009年11月23日

二子山と星山温泉

身近なところに秘境がありました。予想外の冒険となりました。二子山にはサンコウチョウが来ると聞いて、渡ってくる時期ではないけれど、どんなところか見に行くことにしました。

いろいろルートがあるようですが、まあとりあえずアクセスのいい東逗子からのスタートにしました。駅を出ると鷹取山と二子山の大きな案内看板があって、二子山登山口まで、ところどころに小さな標示がありました。小学校の裏が登山口なのですが、学校前の電線の上にメジロが二羽いました。野鳥の多い地域のようです。なにしろサンコウチョウが来るのですものね。登山口までわずか10分ほど。

いきなりぐちゃぐちゃどろんこと粘土質のツルツル岩と張り付いた濡れ落ち葉で、慎重に歩かないといつ転倒するかという道です。昨夜の雨のせいでしょうか。最初だけかと思ったら頻繁に歩きにくい道が出現するので、一応のつもりで持ってきたストックを使いはじめました。ところどころすぐそばに民家が見えるわりには、ストックが活躍する道でした。

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天気も良くなってきて、人もいない静かな山です。

2時間ほどで頂上につきました。ズボンの裾が泥んこになって、スパッツも持ってくればよかったです。ときどき立ち止まって鳥や景色をながめながらのんびり歩きました。頂上は草地になっていて、お日様がサンサンふりそそいで、お弁当を食べたりシートを敷いて寝ている人もいて、なんとも平和な雰囲気でした。私もお弁当を食べてからシートに横になってちょっとお休み。

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木製の展望台があって、とっても眺めがよかったです。鷹取山、八景島シーパラの三角屋根、住友のドッグ、双眼鏡で一つ一つ確かめていくと時を忘れます。高いところ、大好きです。

もう一つの頂上には行かずに、森戸川沿いに長柄交差点へ抜ける道をとることにしました。下りは東逗子からの登りよりはるかにワイルドでした。どうやってここを降りるのかと思うほどの急な下りが随所。何箇所かは、ロープがついてました。そして沢の中を何回も渡るのです。

登山靴とストックがなかったら、怖がりの私は登ることも降りることもできなくなって、立ち往生してしまったかもしれません。いらないだろうと思いながら一応持っていったストックには随分助けられました。急な下りや沢の中にストックで確かめながら足を置いていくと、安心してバランス良く歩けます。沢の中も、ゴアテックスの登山靴だから濡れなかったわけですが、水量の多いときは濡れるでしょう。沢歩き用のシューズを用意しないと大変かも。わずか207メートルの二子山は何時間も電車に乗って出かけていった山奥みたいです。通りかかった人に「ワイルドですねえ」と言ったら、「死んだ人もいるんですよ」と言ってました。

林道の途中に、根元から倒れた木がありました。
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林道になってから、バス停までは長くて、東逗子からのアクセスとは違いました。その分秘境でした。

長柄バス停から逗子行きのバスはたくさんでていて、このまま帰ろうかとも思ったのですが、エイヤッと秘境ついでに星山温泉を目指して反対方向の衣笠行きに乗りました。

参考にしたブログは
葉山の秘湯 稲龍神山スポーツランド星山温泉と葉山コロッケ
葉山の秘湯、星山温泉 稲龍神山スポーツセンター
神奈川屈指の温泉 星山温泉は超アングラ
星山温泉の口コミと施設情報

バス停「水源地入り口」から印刷していったブログを見ながら行くと、そのとおり目印があらわれて、本当に目指す温泉があらわれました。
廃墟のような、ゴミ捨て場のような、どこにも温泉の文字がありません。煙の匂いがしたので、どうやら営業しているらしいと入っていくと、おじさんがいて、「お風呂やってますかあ?」と尋ねたら「ちょっと見てください」と案内され、入り方の説明がありました。まさにブログにあった不思議なお風呂が眼前にあらわれました。

家庭用のステンレスの浴槽がひとつ。水はなくて温度調節は源泉で。風呂の入り口の戸がガタガタで、開けるのも締めるのも一苦労。鍵なんてありません。浴室そのものは清潔にしているようでした。場所を確認するだけでもと思っていたのですが、ここまでやってきて営業していたのですからもう入るっきゃないです。500円払って入りました。

いいお湯でした。とっても。無色透明ですがヌルヌルでお肌スベスベ。なんともいいお湯です。壁にはなんだか不思議な絵。葉山にこんな温泉が本当にあったとはと、もうとにかく不思議な気分。此処はどこ、私はだれ、何やってんの、ハテ〜。

帰り道で迷子になりました。最初のT字路で下り坂に誘われるようにどんどん反対方向に行ってしまいました。
途中、ステキな景色がありました。
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気がついて引き返したのですが、なぜかもとの場所にでません。次第に夕暮れが近づいてきて、チトあせりました。どう回ったのか見覚えのある祠のある場所に出て、バス停にたどりついたときには、せっかく温泉で疲れを癒したはずなのに、ヘトヘトに疲れてました。二子山と星山温泉と二つも秘境に行って、帰りに迷ってしまったのですから、疲れますよね。

帰宅してから、星山温泉のことを思い出しては、夢の中の出来事だったような気がしています。本当に体験したことだったのか、自信がなくなってきました。星山温泉で撮った写真は、なぜか全部手振れしてたし。こうなるともう一回行くしかないかなあ。10枚ためたら1回無料になる券もくれたことだし。あそこに10回行くのは大変だけど。

あとから調べたら迷ったあたり、いいお散歩コースのようです。
今度は温泉の回りをお散歩してから、温泉に入って帰りましょう。
葉山を歩こう-散策MAP
--湘南国際村ホームページ--周辺散策

マップには棚田や登り窯もあります。登り窯は、天皇一家が御用邸から訪問すると、二子山で会った人が言ってました。どんな作品か見たいものです。でも散策マップに星山温泉は載ってません。お湯はいいけど、あれでは観光マップには載せられないでしょうね。

あとで、昔、葉山に住んでいたという知人に「イリュースポーツランド」と言ったら、なんと「その近くに住んでた」と言うのです。35年ほど前ですって。アスレチックは大人気で子供たちがたくさんいたと。きれいに整地されていてとても楽しい場所だった、カブトムシを取ったり蛍もたくさんいたと。アスレチックの料金は、数10円、100円はしなかったそうです。

今やアステチックは廃墟となって、謎めいた温泉だけです。粋な別荘地葉山なんだから、きれいな施設にすれば人も来るだろうにと思うけど、きれいにできない事情があるのでしょう。温泉の湧出量が少ないのかなあ。あのまま知る人ぞ知る葉山の秘湯というのも、いいんじゃないでしょうか。
posted by jun at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | お出かけA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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