2007年01月20日

だから分離信号を!!

風見しんごさんの長女えみるちゃんの葬式をテレビで報道してました。青信号を守って横断していたのにトラックにひかれて死亡したというのです。記事を見るとどこもトラックが一時停止しなかったから、と書いてあります。ではトラックが一時停止したらこの事故は起きなかったのかというと、起きる可能性はあったでしょう。トラックの巨大な死角について考えていないからです。
「風見しんごの長女えみるちゃん、トラックにはねられ事故死」gooニュース

交差点で、歩行者と車が信号を守っていても起きる事故を防ぐ方法は、分離信号にするしかありません。分離信号というのは、歩行者と車を分離する信号で、交差点内で歩行者と車が交差しないように動作する信号システムです。

元祖分離信号運動の呼びかけ人は八王子の長谷さんで、
分離信号ホームページに詳しく説明があります。
長谷さんの著書「子どもの命を守る分離信号」は、分離信号運動のバイブルです。
長谷さんが小学校でこどもたちに分離信号について講演したときの原稿は、大変わかりやすく、心を打ちます。いしころじぞうと分離信号(ワード文書112k)


私の息子の学校の子供がえみるちゃんのように、理不尽な事故で亡くなったときに、二度と同じような事故で子供を失ってはならないと、地元で分離信号運動が起きました。学校、幼稚園、保育園、自治会ぐるみで警察に訴え、分離信号が実現しました。

このとき警察その他交通に詳しい人々から、さんざん「渋滞するからダメ」と反対されました。でも、実際に導入されてみると、渋滞するどころか、むしろ流れがスムースになって、ドライバーから「運転しやすくなった」と好評です。車は歩行者と交わらないので、かえってたくさんの車が右左折できるからです。

悲惨な死亡事故が起きてからでは遅いのです。分離信号を全国でもっともっと、設置しなければ同じような事故は繰り返されます。

私が作成した資料の一部を紹介します。
分離信号運動の経緯(ワード文書62k)
トラックの死角と内輪差内輪差(ワード文書125k)
分離信号であれば救えた命は、実は高齢者に大変に多いのです。
高齢者の事故について(ワード文書38k)


交差点は生き物のように、一つ一つ個性があります。その個性にあった導入の仕方をすれば、渋滞しません。単純な導入方法は、縦方向の車を流し、横方向の車を流し、車を全部止めてすべての歩行者を渡す「3現示」という方法です。交通量の多い幹線道路でも、知恵と工夫で渋滞を避けることができます。大変面白い例が新横浜駅前の分離信号です。

是非、近くの分離信号を探して実際に見に行って下さい。分離信号は人と車が争わない平和な信号システムであることがよくわかるでしょう。どこに分離信号があるのかわからなかったら、警察で教えてもらって下さい。

警察の調査で、分離信号にしたら歩行者と車の事故が7割減少したというデータがあります。それなのに18年3月末、分離信号は全国で2%しかありません。イギリスでは100%です。

分離信号化にはお金がかかりません。今ある信号機の時間設定を変えるだけだからです。それなのにどうして、歩行者にもドライバーにも大変メリットの大きい分離信号が普及しないのでしょう?
posted by jun at 05:58| Comment(6) | TrackBack(2) | 分離信号 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございます。
ほんと、このことはもっと広めていかないといけないですよね。
Posted by at 2007年01月21日 19:50
トラックバックありがとうございました。

今回のえみるちゃんの事故を契機に私が思い浮かべた「歩車分離」の案は、歩行者用の信号が青の時は、車両は直進しかできない様に矢印信号で制御するというものでした。しかしこれでは車線は片側3車線以上必要だし、コストはかかるし渋滞の原因になると思いました。
しかしながら、歩行者信号が青の時は車両用の信号をすべて赤にしてしまえば車線は今のままで良いし、信号もプログラムを変えるだけでいい。心の奥底では自動車のことを優先で考えていたようですね。勉強不足でした。
Posted by デフィニットリー・メイビー at 2007年01月22日 12:31
メイビーさん、そうなんです。交差点の状況によって、分離信号の導入にはさまざまなパターンを選ぶことができます。

住宅地の小さな交差点に、分離信号が効果的なことは意外に多いのです。分離信号は繁華街にあるものと、思い込んでいる方が多いのではないでしょうか。

トラックは、歩行者を押し倒し、車体の下に巻き込み、圧倒的な重量で押しつぶしますから、死亡事故に直結することが多いのです。トラックの右左折が多い交差点が通学路になっていたら、すぐにでも分離信号にしてもらいたいものです。
Posted by jun at 2007年01月22日 13:43
新百合ヶ丘の北口で分離信号を見つけました。
junさんのおっしゃっているのはこれだなって初めて気がつきました。
が、自覚のないおばさんが斜めに道路を渡っていてがっかり。
皆が意義を認めて信号を守らないと何にもなりませんね。

そして最近私も怖い体験をしました。車で自転車を追い越してしばらく走り、
左折する為にウィンカーを出して速度を落としました。信号は青でした。
ミラーを確認しようと左を見ると、追い越したおじさんの顔がすぐ傍にあります。
危ういところでした。
おじさんは、歩行者用信号の青を見て、真っ直ぐ進んでいたのですね。
その日は申し訳なくて一日中ドキドキしていました。
本当にのんびりしている住宅街の交差点にこそ、分離信号は必要です。

今日、他の場所でjunさんをお見かけしたような気がしますが・・・
Posted by mitsu at 2007年02月12日 22:54
mitsuさん こんにちは
本当に「本当にのんびりしている住宅街の交差点にこそ、分離信号は必要」です
こういうところで 日々子供や高齢者が犠牲になっていて
事故が起きると 「不注意だった」で終わってしまい
根本的な問題の見直しがされてません

mitsuさんがご覧になった 別の場所の私は
はい 私です よく見つけて下さいました
ここは 匿名のブログなので 書くわけにいかないのが残念
Posted by jun at 2007年02月13日 06:07
あしあとブログありがとうございます。
皆様のおかげで歩車分離信号は、2015.3月現在8499基となりました。しかしその比率は、交差点全体の約4%です。これでは、まだまだ青信号を渡る無辜の歩行者が右左折車両によって命を奪われることが続くことを意味します。私たちは、この理不尽な事故を防ぐためさらなる普及促進に向けて努力させていただきます。これからも元気でご活躍ください。
Posted by 長谷智喜 at 2016年04月09日 20:52
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