2005年10月24日

リンチ殺人事件判決と実名報道

先日名古屋高裁で出されたリンチ事件の判決は、一審の無期懲役を破棄して3被告に対して死刑という大変厳しいものでした。

私は、ハーベストタイムというキリスト教番組を毎週見て、主催者中川健一牧師のメールマガジンを購読しています。10/15と10/22のメールマガジンで、ドーンと非常に重いものを投げかけられたように感じて、何度も読み返しています。

10/15のメールマガジンでは、法の番人として、また、遺族感情も考慮せねばならない正義の執行人として、裁判長がこの事件を厳しく断罪したことは十分に理解できるけれども、矯正可能性について触れることがないままに、無期懲役を死刑にする必要がどこにあるのか、理解できなかったと書かれています。

10/22のメールマガジンでは、「週刊新潮」が判決を受けた元少年3名の実名と写真を掲載したことについて、新潮社の「志の低さ」しか見えてこない、売らんがための戦略としか思えない、と書かれています。

私はこの事件に限らず、死刑制度には反対です。人間には過ちというものがあります。冤罪は今も存在します。死刑を実行してしまったら、とりかえしがつきません。では、冤罪が一件もなければ死刑は許されるのかというと、決してそうは思いません。

死刑廃止info! アムネスティ死刑廃止ネットワークセンターに、
さまざまなデータや、意見がありますので、是非ごらんください。

被害者のご遺族の痛みは想像を絶するものだと思いますが、死刑判決にすることで、また実名報道をすることで、この痛みが軽減されるとは思いません。新潮社は遺族感情から判断して実名報道をしたと言っているそうですが、中川牧師が言われるように売らんかなが本音だと思います。

また、新潮社の表面的な言葉に乗せられて、凶悪な事件であれば法律違反でもかまわないから実名報道をしていいのだ、という風潮が生まれるのは恐ろしいことだと思います。

たとえば陪審員制度がスタートして、注目の事件の裁判が行われるとき、陪審員の実名が報道されてしまうとか・・・。売るためには何をするかわからない新潮社を、このままにすることは国民全体の不利益になると思います。
posted by jun at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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