2005年11月25日

横田早紀江さんの祈り

2002年9月17日の横田早紀江さんの姿を忘れることができません。日朝首脳会談が平壌で開かれた日で、横田めぐみさんたちの死亡が北朝鮮から告げられ、拉致被害者家族の緊急記者会見がありました。

早紀江さんは、涙で言葉につまった横田滋さんのマイクを後ろから奪うようにして取り、しっかりとスピーチをしたのです。それまではいつも公の場では積極的に語ることのなかった早紀江さんがです。
絶対、何もない、いつ死んだかわからないような、そんなこと信じることはできません。私たちが力を合わせて闘ってきたことが、大変なことを明るみにだしました。これは日本にとって大事なことです。北朝鮮にとっても大事なことです。めぐみはそのために犠牲になり、使命を果たしたと思います。

 どうか拉致され、放置されてきた日本の若者の心を思って報道してください。いずれ、人は皆死んでいきます。めぐみは本当に濃厚な足跡を残していったと思います。本当に、めぐみのことを愛し、いつもいつも呼び続けてくださった皆様に、また祈ってくださった皆様に心から感謝いたします。私は、まだめぐみが生きていることを信じ続けて、闘ってまいります。

圧巻でした。この極限のときに、これだけのメッセージをする早紀江さんに、私は強い衝撃を受けました。そして思いました。早紀江さんはクリスチャンかもしれないと。

翌年、出版された早紀江さんの本「ブルーリボンの祈り」読んで、やはりそうであったかと了解しました。早紀江さんはクリスチャンでした。本の中に、滋さんが涙で話せなくなったときに、思わずマイクを取って話したときの思いが書かれていました。
背後から神様が しっかりしなさい 私がついている とドーンと言ってくださっている気がしました。気が変になりそうで、自分が何を話したか覚えていませんが、泣き崩れている姿を金正日に見られたら終わりだと思ってマイクを取りました。

長い間待ち続けた娘が死んだと告げられ、すぐに記者会見が開かれ、大きな衝撃の最中にあって突然スピーチをした早紀江さん。あの姿はまさに早紀江さんの言うように、神様が早紀江さんを支えていたことの証明だと思います。

「ブルーリボンの祈り」は、薄くて読みやすい本ですが、横田早紀江さんの宝石のような言葉がたくさんあります。本の最後の早紀江さんの言葉も圧巻です。
神様が北朝鮮だけでなく世界にどんなふうに働かれて、悪をたち滅ぼされようとしているのか、期待いっぱいの思いで見ています。北朝鮮をむやみに憎んではいない。北朝鮮が自由化されて多くの人が訪れて福音を伝えることができるように祈っています。

先日、熱い思いで横田めぐみさんの写真展に行ってきたわけは、この早紀江さんのメッセージがあったからです。私もいつも祈っています。拉致された人々の一日も早い救出と、救出を待ちわび、必死に活動を続けるご家族の健康が守られるように。

著書ブルーリボンの祈り
posted by jun at 06:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 本からA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。はじめまして。
ブログの方に、コメントをありがとうございました。

junさんの、ブログも、素敵ですね…。熱い思い、祈り、優しさが詰まっている様に、思いました。

>北朝鮮をむやみに憎んではいない。北朝鮮が自由化されて多くの人が訪れて福音を伝えることができるように祈っています。」
>私もいつも祈っています。拉致された人々の一日も早い救出と、救出を待ちわび、必死に活動を続けるご家族の健康が守られるように。

本当に、私も、共に祈りたいとおもいます。

それから、新垣勉さんは、私の子供の小学校に、来て、歌をきかせてくれました。この方も、凄いかたですよね…。そして、その先生も…。

そして、ホームヘルパーのお仕事されているとの事、素晴らしいです!頑張って下さい!
また、時々、お伺いさせていただきます。よろしく、お願いいたします。
Posted by なるほど♪ママ at 2005年11月28日 13:01
なるほど♪ママさん、ようこそ。
感想ありがとうございます。光栄です。

新垣さんはホントにマメにアチコチ行脚して回られたようですね。

この頃思うのですが、ヘルパーというのは、困難な状況の中で生きようとしておられる方と、共に歩むことが仕事なんだなあって。
風のようにさりげない雰囲気で、共に歩めたらなあって。

どうぞ今後ともよろしく。
Posted by jun at 2005年11月28日 15:59
初めまして。
横田さんの本を読んで、ブログにしようと思っているものです。
ちょっとうろうろしていたら、このブログへ。書き込み失礼させて頂きます。

買ったものの、なかなか読めなくて、
ようやくこの夏、読み、涙が止まりませんでした。
訳も無く、泣きました。
この本を読んで、心が熱くなりました。

早紀江さんだけでなく、彼女を支えた
他の友人の方々も素晴らしいですね。
神様が整えてくださったとしか、思えません。
あとは、めぐみさんが早く帰国できるよう、私も影ながら、お祈りしてます。

横浜にjunさんはお住まいなんですか?
自分は東京です。今日も暑いので、
どうか、お体ご自愛ください。
Posted by winche66 at 2006年08月24日 16:37
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