2005年11月24日

天才テナー歌手、新垣勉の恩師

11月23日NHK総合「歌謡チャリティコンサート」の新垣勉の歌が素晴らしかったです。

盲目の天才テノール歌手、新垣勉が生い立ちを語り、
平和への祈りと愛をこめて「白百合の咲く頃」を歌いました。
新垣勉/命(ぬち)どぅ宝〜沖縄の心 平和への祈り
の中にある歌です。
深く訴える静かな歌にしみじみと聞き惚れ、目頭があつくなりました。

歌の前のメッセージも素晴らしかったです。中学生のときに自暴自棄になり自殺しようとした。そのときにたまたま聞いた賛美歌に感動して教会へ行き、出会った牧師が涙を流して彼の話を聞いてくれ、彼を引き取り育ててくれた。彼は憎しみから許しの人生へと変わったのだと。

私はその牧師に会ったことがあります。牧師の名は城間祥介。1987年、フラリと宮古島へ旅したときに、ふと教会へ行こうと思い立ち、電話帳をめくってたまたま目にとまった教会へ電話をし、何の面識もないのにノコノコ押し掛けていって話し込んだ牧師が、城間祥介先生でした。ただただ、誠実で静かで熱い信仰に生きる方でした。記念にとおっしゃって、沖縄民謡風の賛美歌のレコードを下さいました。

のちに新垣勉のコンサートに誘われて、心に染みるメッセージと伸びやかな歌声に感動し、興味を持って調べるうちにわかったのが、彼が恩師と呼ぶ牧師と私が宮古島で出会った牧師が同一人物だということでした。驚きました。以来、彼が恩師のことを語るのを聞くたびに、私には静かで謙遜な城間牧師の姿がよみがえります。

昨年、宮古島に旅立つという友人に城間牧師の教会を紹介したところ、友人を大歓迎で迎え入れ、数日教会に泊めて下さいました。いいですねえ、沖縄は。自由で情の厚い土地です。友人は豊かな旅ができたと大満足で帰ってきました。牧師は交代していて、城間牧師はハワイの教会で奉仕しておられるとのことでした。城間牧師は首里教会で奉仕しておられたときに、新垣勉と出会いました。

新垣勉が繰り返すメッセージは「ナンバーワンであるよりも、オンリーワンに」。歌声がとっても素晴らしい方なのですが、お話もいいんです。あったかで、ユーモアに富んでいて、しかも深くて真実。彼の著書は、
ひとつのいのち、ささえることば


今回のNHKチャリティコンサートは「人の心をつなぐ愛の歌」というテーマで開かれ、入場料の収益金は「視覚障害者のための音声ガイド付きパソコン」を購入するために使われるそうです。

一流歌手がたくさん出演して、新垣さんのあとに、石川さゆり、森進一が歌って終演となりました。

新垣勉の歌を無料で視聴できるサイトはMORA

「千の風になって」という曲、是非視聴してみてください。やさしくてのびやかで、とっても慰められます。素晴らしい歌ですヨ。 「千の風になって」の詩

ソフトも無料でダウンロードできます。初回は初期設定して下さいね。
posted by jun at 06:00| Comment(13) | TrackBack(0) | テレビと本からA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何故いつもjunさんと同じ事思うのでしょう。
新垣勉さんの「白百合の咲く頃」はずっと残っていく歌になるのでしょうね。
新垣さんがこの声は父から受け継いだと気づいたというのと同じように、私は48年ぶりに父と逢った時、自分の持っている感性は彼から来たんだと実感しました。
新垣さんのお父さんもきっと良いお声で、どこかで聞いていてくださるといいですね。
Posted by mitsu at 2005年11月24日 13:18
mitsuさんも、聞いておられたのですね。
同じように感動なさったとは嬉しいです。
「48年ぶりに父と逢った時」というのは
大変でしたね。
新垣さんのお父さん、本当に聞いておられたらいいですよね。
Posted by jun at 2005年11月24日 19:53
息子が新ウォークマンを自慢にきました。
とても音が良いので、新垣勉さんの曲をダウンロードして聞こうかと思って話始めたら、

「なんでその人知っているの牧師でしょ?うちの学校に年に何回か来てお話をして歌を歌ってくれた、いい人だよ」ですって。
彼の高校時代の話ですけれど世間は狭いです。

息子は逆に私の話を聞いて「ビッグになったね」と驚いていました。
Posted by mitsu at 2005年11月26日 02:03
私も10年ほど前に 近所の教会のコンサートで聞いたのが最初です。
教会の仲間達と話すんです。
「ビッグになったね」って。
mitsuさんは いつからご存じなのですか?
Posted by jun at 2005年11月26日 05:16
何だか往復書簡のようになってきましたね(笑)
最初は「徹子の部屋」を見て知ったのだと思いますが、
こんな方がいらっしゃるんだという印象でした。
今回はチャリティーコンサートの前日の番組での
お話も「白百合の・・」の曲も真っ直ぐ心に届きました。

ですからこの曲を楽しみに見ていたんですよ。
宮沢和史さんも好きなんです。


Posted by mitsu at 2005年11月26日 23:58
ほんと、往復書簡みたい 楽しいですね
なるほど、それでは息子さんの話を聞いて驚きますよね
宮沢和史知りませんでした 
視聴できるサイト探してみます
Posted by jun at 2005年11月27日 06:11
宮沢和史さんは、The BOOMの宮沢さんです。
「風になりたい」が好きです。
Posted by mitsu at 2005年11月27日 15:35
「風になりたい」試聴しました。いい曲ですね〜♪
http://www.five-d.co.jp/boom/discs/single/kazeni/
http://momo-mid.com/mu_title/kazeni_naritai.htm
この頃ヘルパーの仕事をしながら風になりたいって思うんです。
優しい風 爽やかな風 楽しい風 ・・・いろんな風に
いい曲を教えてくださってありがとうございます。
Posted by jun at 2005年11月27日 17:23
新垣勉さんのおかげで、古い唄まで思い出しました。
はるかな感じでいいでしょう。

最近 教会に行っていない事もバレてしまいましたね(笑)

Posted by mitsu at 2005年11月27日 22:29
ふと教会が気になったら、フラリと訪ねてみてはいかが。
私が気楽に押しかけて、新垣勉さんの恩師に偶然お会いできたみたいに、何かいいことあるかもしれませんヨ。
Posted by jun at 2005年11月28日 15:51
junさん、私も以前から彼の歌を良く聴いています。一枚のCDを繰り返しきいているだけですが。沖縄風賛美歌を聴いてみたい。10年前西表島のヒルギ群の写真を見て、尋ねて以来通っていた時期があるのです。沖縄の風土が産んだ歌手として聞き始めました。
 城間さんとjunさんとの出会い、後年彼の音楽との出会い、こういう共時性、あるいは神の引き合わせはあるもので、生きて生かされている醍醐味といっては不遜しょうか?
 島に滞在するとき、私は南風見苑という特養施設でボランティアをさせてもらっていました。親しい気持ちを持った人がなぜか次行くと
亡くなっているのです。
 ヘルパーや、デイサービスで働いていたときの話はそのうち。    ミチコまたの名を
         コンポストおばあ
Posted by ササキミチコ at 2006年01月27日 09:31
ミチコさん、こんにちは。
またまた、新垣勉ファンと出合ってしまいましたね。嬉しいです。

「こういう共時性、あるいは神の引き合わせはあるもので、生きて生かされている醍醐味といっては不遜しょうか?」
Oh! まさに醍醐味です。こういうとき、本当に生きてて良かったなあと思います。

沖縄でボランティアというのも面白いですね。お話、興味深々です。楽しみにしてます。

コンポストおばあとは、わっはっは〜、おもしろ〜い。うちの簡単コンポスト、お陰さまで順調です。
Posted by jun at 2006年01月27日 18:50
先日、みのもんたの「おもいっきりテレビ」を見ていたら
なんと新垣勉さんの「白百合の咲く頃」がバックに流れるコマーシャルがありました。
「ベストライフ」という有料老人ホームの会社でした。
Posted by jun at 2006年02月10日 08:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。